鼓膜チューブ留置術

鼓膜チューブ留置術とは

鼓膜チューブ留置術とは鼓膜チューブ留置術は「チュービング」とも呼ばれ、鼓膜切開術を行っても急性中耳炎や滲出性中耳炎を繰り返す時などに行われます。本来、鼓室は耳管を通じて換気されていますが、急性中耳炎や滲出性中耳炎を繰り返す方は耳管の働きが悪く、膿や滲出液が溜まりやすくなっています。そのため、鼓膜チューブ留置術では鼓膜の一部を切開し、シリコンチューブを留置することで鼓室が換気できるようにします。手術時間は2~5分程度で、局所麻酔で行いますので日帰りで受けて頂くことができます。
シリコンチューブには2~3ヶ月程度の短期留置型のものと、1年程度の長期留置型のものとがありますが、症状の程度に応じて選択します。お子様の滲出性中耳炎の場合には、1年前後入れておくのが適当だとされています。

鼓膜チューブ留置術の適応

鼓膜チューブ留置術の適応急性中耳炎や滲出性中耳炎がある程度進行すると、耳管が詰まって鼓膜内の気圧が低くなり、膿や滲出液が排出されず貯留するようになります。こうなると耳の詰まりが継続したり、鼓膜が凹んで音が響きにくくなったりして聞こえが悪くなります。そのため、膿や滲出液を吸引するために鼓膜切開術を行いますが、これを行っても急性中耳炎や滲出性中耳炎を繰り返す場合などには鼓膜チュー留置術が適応となります。

鼓膜チューブ留置術の流れ

1.局所麻酔

鼓膜に局所麻酔を施します。手術時間は2~5分程度ですので日帰りで受けて頂くことができます。

2.鼓膜切開

局所麻酔を施した後、レーザーで留置するシリコンチューブと同じ直径で鼓膜を切開します。

3.シリコンチューブ挿入・留置

切開部分にシリコンチューブを挿入します。シリコンチューブの先端と手前にはツバが付いており、抜けにくくなっています。そのままシリコンチューブを留置させることで、チューブの穴を通じて鼓室が換気できるようになり、症状を改善させることができるようになります。

4.手術終了

シリコンチューブを留置させる期間は患者様によって異なりますは、聞こえには問題はありません。ただし、留置中は耳に水が入らないようにご注意ください。耳栓をすれば入浴は問題なく、水泳も可能ですが潜水はお控えください。
留置期間が終了すればシリコンチューブを取り除きますが、外来で簡単に行うことができます。ごく稀に鼓膜の孔が塞がらずに残ってしまう場合がありますが、鼓膜穿孔閉鎖という簡単な手術で閉じることが可能です。

Tel.06-6952-4187
一番上に戻る