アレルギー性鼻炎の治療
アレルギー性鼻炎には通年性と季節性があり、通年性アレルギー性鼻炎の主な原因は埃、ダニ、ペットの毛、人のフケなどのハウスダストなどで、1年中くしゃみや鼻水などの症状に悩まされてしまうことになります。
現在、アレルギー性鼻炎の根本治療はなく、症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)を完全に避けることは難しいため、治療方法としては内服薬、点鼻薬、点眼薬などによって症状を緩和する薬物療法のほか、重度のアレルギー性鼻炎の場合にはレーザー治療などの外科的処置を行うことがあります。
鼻粘膜焼灼術(レーザー治療)
鼻粘膜焼灼術(レーザー治療)とは
こんな方におすすめ
- 1年中ひどい鼻づまり・くしゃみ・鼻水などでお困りの方
- 点鼻薬などの薬ではほとんど効果が得られない方
- 薬の服用を減らしたい方
- 薬を飲むのが面倒な方
- 薬の副作用が出やすい方
- 妊娠をご希望されている方
など
鼻粘膜焼灼術の流れ
1.問診・検査
問診を行って患者様の鼻の状態を確認するほか、ご希望に応じてアレルギー検査を行います。
2.レーザー照射
鼻の中に麻酔液を染み込ませたガーゼを数枚入れ、局所表面麻酔を施します。その後、レーザーを5分程度照射します。痛みや出血はありませんが、術後しばらくはかさぶたが付きます。
3.治療後
治療後、かさぶたが付きますので鼻がつまった感じがありますが、通常、4週間程度で軽減されます。術後、定期的にご来院頂き鼻の状態を確認します。
高度アレルギー性鼻炎の手術について
当クリニックでは、高度アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術は行っておりません。
手術をご希望の方には、近隣の川村耳鼻咽喉科クリニックなど鼻専門の先生をご紹介します。川村先生は大学時代から鼻のみ専門として実績をあげられている先生で鼻科手術に関しては確かな技術と豊富な経験をお持ちです。鼻の日帰りや一泊手術にも対応されています。